授業中、ノートを取る人は多いです。が、何のためにノートを取っているのかを意識していますか?
- ただ単に黒板を写している
- ノートに書けと言われたから書いている
こんな人が結構多いんじゃないでしょうか。
- そもそもノートなんて面倒臭くて取ってない
って人もいるでしょう。
しかし、ただ書き写すというだけでは、何も頭に入ってきません。覚えられません。
当たり前です。書き写しただけで全てが頭に入るわけがありません。それは一番やってはいけないことです。いわゆる写経。写経してお経を全部覚えられますか?
無理ですよね。
でも、ノートは取った方がいい
ノートを取ることは悪いとは思いません。もちろん、取った方がいいです。
でも、取り方に問題があると、あまり効果がありません。せっかくノートを書いたのに、全然頭に入ってこない、ということになります。
何がダメなんでしょう。何が違うんでしょう。
ノートを取ったのに頭に入ってこないのはなぜ?
答えは単純明快。書き写しているだけだから。
書き写すだけではダメなんです。
ノートに何かを書くときは、必ず考えながら書くこと。最低でも、「ふむふむ」と考えながら書くことです。
「これはこうなるのかー」
「なんでこうなるんやー、あー、これかー」
「これはこうなんやな」
とか。
そうすることで、一回は「頭で考える」を経由します。ただ単に写経した場合に比べれば、大きく違ってきます。
「そんなこと言われてもよくわからない」という人は、まず色分けから始めましょう。色は、赤、青、緑の3色あれば十分。黒板では赤と黄色がよく使われますが、黄色はノートに書くと見えないので。
このとき、黒板と全く同じ色分けで書くのではなく、自分で重要だと思ったところに色を使うようにしましょう。結果、黒板と同じになることもありますし、真っ赤になったり真っ黒になったりしますが、そのうち自分だけの(自分に合った)ノートの取り方になってくるはずです。
稀に、カラフルなノートの人がいますが、あれも決して悪いことではありません。色を考えながら書いているので、単なる書き写しに比べれば、いい方です。まぁ、色にこだわって肝心の覚える部分が疎かになっている可能性もありますが・・・。
とにかく、丸写しほど意味の無いものはありません。答えを丸写ししても知識は増えませんし、考える力も養われません。
さらに上を目指すなら
何のためにノートを取っているのだろう
もっと効率のいいノートの取り方はないのだろうか
自分でそう考えることが進歩に繋がります。