1週間で1冊のテキストを終わらせる。マスターする。
そのためにはどうしたらいいのでしょう?
勉強方法
勉強方法として、どんな方法がありますか?
- テキストを何回も読む
そうですね、1回じゃ分かりませんよねー。分かるまで読むのは大事ですねー。
でも、
- テキストを何周もする(最後までいって、また最初から読む)
これはアウトですね。
なぜ何周もするのでしょう。一体いつまで周るのでしょう。
分からないまま先に進んでいるから、また最初に戻って見ようとする。これがダメ。何が分かって何が分からないのか、分からないままグルグルしてしまう。そして、また分からないからグルグルする。
繰り返すことで、少しずつは頭に入っていくかもしれません。が、自分がどこができて、どこができないのか、把握できていない。これではバツがいつまで経ってもマルになりません。
分かるところを繰り返しやるのは時間のムダ。分からないところだけをやるのが最も効率がいい。
それに、できないところを見落とすようなやり方は、いいとは言えません。
守るルールは「1回だけ」
じゃあどうするのか、と。
やるのは1回だけ。1周だけ。但し、「できる」になるまで進んではいけない。
守るルールは、これだけです。
どんなに時間がかかってもいいので、「できる」になるまで、次のページ(章、まとまり)に進んではいけません。
「できる」になってしまえば、またテキストを振り返って見る必要はありませんよね。
できないままだと、「何だっけ~?」と気軽に振り返って見ようとします。しかし、本番でそんなことはできません。これは悪いクセです。これは「わかる」の状態です。「できる」ではありません。
世間一般の勉強、例えば学校での授業なんかは特にそうですが、「わかる」か「できる」か関係なく進んでいきます。できなくても先に進むのが当たり前になっています。
でも、それじゃいつまで経ってもできないままです。
テキストをじっくり読んで、まず「わかる」こと。それから、自分の中に落とし込んで、ノーヒントで「できる」までに昇華すること。
当然、先に進むのに時間はかかります。それまで「わかる」勉強しかしてなかった人にとっては、いつもの勉強に比べると数倍の時間がかかります。
でも、何回も同じところを繰り返してみる必要はありません。1回でいいのです。しかもその1回で、確実に点数が取れるレベルになれるのです。
まぁ、そうしないと、いつまで経っても本番で点数が取れないので、やらざるを得ないのですが。
「できる」を積み重ねる=点数を積み重ねるということです。
「できる」になったかどうかは問題で試す
できるレベルに達したかどうか、そのチェックには章末の問題が役に立ちます。これを真剣にやります。
例えば、中学校や高校の数学の教科書には、必ずと言っていいほど、数ページごとに確認の問題が付いていますよね。区切りのいいところで小テストみたいなコーナーがあります。これが超重要。
教材のテキストにはこういう問題が付いています。これを100点取れるまでやります。間違えたらその章やパートの穴を埋めて、再テスト。もちろん、ノーヒントでね。
なので、ちょこちょこ問題がついてるテキストがいいですね。