1ヶ月半で受かる(勉強を終わらせる)ためには、1週間で法令のテキスト1冊がノルマです。(一般教養は、やりたい人はやってください。)
テキスト6冊ですから、勉強が6週間で終わる計算ですね。終わってから、過去問とかやればいいです。
勉強終わってないのに過去問をやるのはムダ
勉強が終わってないのに過去問に手を出す人、よくいますね。あと、テキスト買わずに過去問の問題集だけ買う人もいますね。どの資格でもそうですが。
既に法令を学んだことがあって、受かりそうな知識がある場合は理解できるのですが、そうでない場合は、
それ、時間の無駄なのでやめましょう。
「自分がどれだけできるのかやってみたい」という気持ちは分からんでもないのですが、それってまだ勉強の途中なんですよね。
これくらいでもう受かるんじゃないか、なんて甘い考えを持ってる人によく見受けられます。
大体、
勉強終わってない
=必然的に分からない問題がある
=解く力が全く無いのに考えるだけ無駄
=答えを見ても「ふーん」で終わる
ということです。
そもそも、何のために問題集をやるでしょうか。
- どんな問題なのか見てみたい
- 自分の成長を確認したい
という人が大多数でしょうね。
そんな人は、マルの付いた数に目が行っていることでしょう。何点取れたと喜んでいる。
でも、そんな人は問題やるだけムダです。むしろ、やらない方がいいです。「俺はできる」と勘違いしてしまうことがありますので。
何のために問題集をやるのか
そもそも、問題集をやるのは、自分がどこを分からないか見つけるためです。
だから、
- バツが付いた問題はどれか
- それをいかにして次はマルにするか
というのが問題をやる意義です。
マルが付いた問題は、今度やってもどうせマルになります。
でも、バツが付いた問題は、今度やったときにマルになるのでしょうか。
いきなり過去問をやっても、勉強していないからバツになった理由が分からないので、またバツになります。
問題をやったのに、また同じ問題でバツになるのであれば、「お前は何をやっていたんだ、勉強した意味が全く無いじゃないか」ということになります。
バツをマルにしていくのが勉強です。マルをたくさん取るのが勉強じゃありません。
問題集を繰り返しやるメリットは?
マルが付いた問題を何回もやると、パターンが身に付いてきて解く時間が早くなります。計算問題なんかはそうですね。
なので、マルになった問題を何回もすることは100%ムダとまでは言えないのですが、バツをマルにすることに比べれば、小さなものです。
時間が余ってるならそれでもいいですが、既に解ける問題を何回もやるのは、あまり意味がないです。解ける問題、例えば「1+1=?」を何回やっても、進歩はしませんからね。
過去問は勉強が終わってから
過去問やるんなら、最後の最後です。勉強が一通り終わってからにしましょう。それまでお預けです。
それと、過去問はあくまで確認のためのものですから、覚えようとはしないでください。過去問を何回もやって問題を覚える、みたいな人がいますが、大抵落ちてます。
大事なのは問題を覚えることではありません。できる力を付けることです。
できる力を付ける勉強法を面倒くさがってしない人が、楽をしようとして過去問を覚えようとします。これは負けパターンです。
全く同じ問題が毎年出るような試験ならそれでもいいですが、行政書士試験はそこまで甘くありません。合格率10%前後の試験ですからね。