行政書士試験の大部分を占める法令部分。
行政書士の業務に関し必要な法令等(出題数46題)ということで、
- 憲法
- 行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法及び地方自治法を中心とする。)
- 民法
- 商法
- 基礎法学
と、いろいろあります。
法令の出題割合
法令の出題割合は大体決まっています。
- 行政法:92点
- 民法:76点
- 憲法:28点
- 地方自治法20点
- 会社法16点
- 基礎法学8点
- 商法4点
法令全体で244点です。(ちなみに一般知識は56点。)
見てのとおり、行政法と民法だけで半分以上を占めます。法令の足切りは法令全体で行われるので、各法令について5割取らなくても大丈夫ですが、必然的に「行政法と民法を重点的にやらないと」な感じがしますね。
まぁ、だからと言って、やる前からあんまり深く考えても仕方ないんですけどね。
実際の勉強はテキストに忠実に従ってやるだけなので、法令の点数配分とかはあまり気にしなくていいです。
ちなみに、民法は比較的実生活に近い法律なので、法律が始めての方でも理解・吸収しやすいかなぁと思います。実際、筆者もそう思いました。逆に身近じゃない法令は面白くないかも・・・。
出題パターン
出題パターンは、
- 5択が40問(4点×40問=160点)
- 多肢選択式が3問(8点×3問=24点)
- 記述式が3問(20点×3問=60点)
このようになっており、基本は5択のマークシートです。
5択
実はここが落とし穴で、マークシートなら勘でも何となく当たりそうに思えますが、5択はそう簡単には当たるものではありません。
大学のセンター試験もそうなのですが、世の中の5択の問題の多くは、消去法で簡単に消せるものが3つで、最後に残った2つで迷うというパターンが多いです。これは出題者の狙い通りだったりしますが、あやふやな知識だとこの2択を見事に外してしまうものです。
5択は、多肢選択式や記述式に比べると答えが1つしかない分、点数を取りやすいところなので、ここで点数を稼ぎたいところです。
多肢選択式
多肢選択式は、要するに穴埋め問題です。20ある選択肢の中から、4つの空欄を埋めていくものです。これは、最初に20の選択肢を見る前に、空欄を自分の言葉で埋めていって、それから選択肢を見て考えていくのがセオリーかと思います。このパターンが3問あります。
記述式
記述式は40文字で3問。40文字がどれくらいかと言うと、上の多肢選択式の説明文だと「多肢選択式は穴埋め問題です。20ある選択肢の中から、4つの空欄を埋めていくも」までです。それほど長い文章ではありません。文章と言うより一文です。