必要なもの。用意するもの。
この3つがどうしても必要です。
それは、「時間」と「教材」と「意思」。
時間
まず、時間。
勉強する時間。あるに越したことはありませんが、できれば1日3~4時間ほしい。これを週7でやれればOK。もちろん、丸一日あればなおよし。
実際に合格ラインまで行くために必要な時間は人によると思いますが、教材をどれくらいのペースで進められるか、一日あたりのノルマをどれくらいの時間でクリアできるかによって、一日の勉強時間が決まる感じです。
休日は、ペース配分して走ってみて、余裕ができたら休めます。
まぁ、ずっと勉強してたら疲れてくるし頭が朦朧となるし、そんな状態では頭に入らない(効率が悪くなる)ので、なるべく調子のいい時間に勉強するようにしましょう。
やる気が無いのに机に向かっても頭に入りません。
ペース配分についてはまた後ほど。
教材
次、教材
これは超大事。
たまに、本屋でいきなり過去問などの問題集を買ってやろうとする人がいますが、これはNG。
ある程度受かる知識のある人なら別にいいですけど、0からやるのにいきなり過去問とかアホです。解く知識が無いのに問題やっても分かるわけありません。「難しいなぁ~」で終わるだけで、面白くもクソもありません。
教材は、しっかりしたものを。と言っても、型落ちのユーキャンとかヤフオクで買えば事足ります。法律なんてそんなにコロコロ変わらないので、3年くらい前のものなら大体セーフです。できれば、新しい法改正に対応した修正分がちゃんと添付されてるものをチョイスしましょう。
本屋に売ってる「1冊で全部OK」みたいなテキストは、しっかり厚みのあるやつであれば可ですが、入門用と称した薄めのテキストはダメです。それだけでは量が全然足りないので、合格ラインに達するためには結局は他のテキストを用意するハメになります。
勉強で一番お金をかけるべきところは、教材・テキストですが、いくつも買えばいいというものではありません。「これをマスターすれば受かる」というように教材を1つに絞ってやり抜くことが自信に繋がり、結果にも繋がります。
本屋で売っているテキストは、通信教育のそれに比べて金額的には安いのですが、1冊で全範囲をカバーしようとするものがほとんどなので、どうしても内容の濃い薄いがあります。1冊丸々マスターしたのに合格ラインに達してない・・・なんてこともあり得ます。
通信教育のテキストであれば、金額もさることながら(^^;)、マスターすれば合格ラインまで十分いけるかと思います。
安全策で行くなら、ちゃんとお金かけて、通信教育か何かの、行政書士試験のテキストを買いましょう。このとき、法令ごとに分かれているものがベスト。
例えばユーキャンなら、
- 憲法・基礎法学
- 民法1
- 民法2
- 行政法1
- 行政法2
- 地方自治法とか
- 一般教養
という冊子構成になってます。
つまり、テキスト7冊。これを1ヶ月半でやればいいのですから、1週間で1冊仕上げればOKということですね。
ちなみに筆者が用意したのは、3年ほど前の通信教育の教材一式でした。しかもヤフオクで。2000年の民法の改正を挟んでいましたが、教材が最新じゃなくても、法改正部分の訂正表や誤字脱字の正誤表がちゃんと付いていたので、最新版に近い感じで勉強できました。多少古くても、何とでもなるもんです。
「ユーキャンの教材はいまいち」という人もいますが、これで受かる人もいるのですから、やり方の問題でしょうね。学校に通ったからと言って受かる保証はありませんし。通信教育のセット物であれば、教材の内容を100%マスターしたら十分受かるものだと思います。
「やる」という強い意志
最後に、「やる」という強い意思。
この勉強法ができないと思うなら、できないでしょう。これ以上は読んでもムダです。できると思うからやれるのです。
通信教育は、9割の人が途中で挫折すると言われています。やる意思の無い人、弱い人は最後まで持ちません。9割がやめるんですから、持たないのが普通なんです。
そもそも勉強というものは、基本的に1人でやるものです。みんなと一緒に勉強しても、身に付くかどうかは100%自分次第です。周りの人のできたできないは関係ないのです。
ですから、勉強というものは基本的に孤独なものです。やり抜くためには、「自分はできる」、「やり遂げる」という強い意志が必要不可欠です。
ちなみに、1ヶ月半で受かる方法と言っても、要点だけで手抜きとか、ヤマを張るなんてことは一切しません。正攻法で堂々と受かる実力を1ヶ月半で身に付けます。