行政書士の試験では、一般知識が14問(56点)あります。国家試験なのに一般知識が試験範囲になっています。
これには、行政書士が法律の専門知識だけでなく一般知識・教養から広い視野で判断できるジェネラリストとして期待されていることと、行政書士の試験は学歴を問わないので、そういうことも配慮しての一般知識かな、と勝手に思っています・・・。
いずれにしても4割以上取らないと足切りになって、法令でどんなに点数が取れていても不合格になるという科目です。
あくまで一般知識なので、人によっては、何もせずに普通に受けてクリアできるものです。
が、一般知識があやしい人(高卒程度の学力が無い人)にとっては、ここが鬼のような関門になります。何年も落ち続けている人の中には、法令ではなくて一般知識で落ち続けている人も結構います。
一般知識の試験範囲は広い
試験範囲としては、「一般知識、行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令、情報通信・個人情報保護、文章理解」というようになっていますが・・・広すぎです。勉強するといっても何をやっていいか分からないくらいです。
一応、特徴としては
- 過去問と同じような問題が出ることはほぼ皆無
- 時事問題が出題されることが多い
というのがあります。
つまり、日常生活の中で、ニュースを頻繁にチェックしたり新聞を読んだりしていると、意外といけます。
逆に、テレビのニュースを見ない、ネットのニュースも見ない、新聞も読まない、最近のご時勢についていけない、となると、かなり厳しくなります。