試験は年1回です。毎年11月にあります。
とりあえず、試験の内容、科目を押さえましょう。
試験科目
行政書士の試験は、財団法人行政書士試験研究センターというところがやっています。大きく分けて法令と一般知識の2つがあります。
内容について、試験センターのHPから抜粋。
1.行政書士の業務に関し必要な法令等
(出題数46題)
- 憲法
- 行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法及び地方自治法を中心とする。)
- 民法
- 商法
- 基礎法学
これだけ見ると「幅広いな・・・」と思ってしまいますが、それは気にしない方向で。
法令については、
- 5択が40問(160点)
- 多肢選択式が3問(24点)
- 記述式が3問(60点)
という3パターンの出題。記述式は40字程度で記述するものが出題されます。基本は5択のマークシート試験です。
法令は合計で244点です。
2.行政書士の業務に関し必要な基礎知識
(出題数14題)
次いで一般知識。
- 一般知識、行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令、情報通信・個人情報保護、文章理解
これは全部5択で14問(56点)です。
1と2、合わせて300点満点のテストです。
合格基準
合格基準は、
- 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、122点(50%)以上である者。
- 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、24点(約40%)以上である者。
- 試験全体の得点が、180点(60%)以上である者。
これら1~3の3つをクリアすることです。
要するに6割取れば合格なんだけど、法令で5割・一般知識で4割取れなかったら足切りでアウトですよ、ということです。
昔は一般教養も5割足切りだったような気がしてたけど、気のせいだったかも。
とりあえず試験の概要はこんな感じです。
簡単にまとめると、
法令と一般教養が出題範囲のマークシート試験(+一部記述式)で、6割取れば合格。
これだけ見ると楽勝っぽく見えるから困るんだな・・・。(^^;